スカイマークと茨城空港の深い関係

LCC(格安航空会社)はすっかり私たちの旅の計画になくなはならないものとなりましたが、その草分け的な存在がスカイマークです。全日空や日本航空の約50%という格安な航空券を販売して業績を上げた時代もあったスカイマークでしたが、残念ながら華やかな時代は長続きすることがなく、現在はLCC他社に押されっぱなしの状況にあります。そして、そのようなスカイマークと切っても切れない関係を結んでいるのが茨城空港です。茨城空港は、1937年に海軍の飛行機を止める場所として設置されたのがはじまりで、1995年に茨城県が民間との共用化構想を発表して2010年についに官民共用がスタートしました。

この開港記念フライトをしたのがスカイマークで、1日限定で茨城-羽田便、茨城-神戸便を運航しました。それ以来、茨城空港から離発着するのはスカイマークという状況で、札幌-茨城、神戸-茨城、茨城−福岡などはSkymarkだけがとんでいる貴重な便だといえるでしょう。

そのSKYMARKが経営破たんしてしまったのが2015年の1月です。スカイマークの再生に関しては、ANAグループや投資ファンド会社インテグラルなどによりさまざまな案が出されたものの、ありとあらゆる面でスリム化することを余儀なくされるのは必須で、路線が縮小されることは重大な焦点の一つとなっています。既に廃止となった路線もたくさんある中、国内線はスカイマーク頼みというのが現状の茨城空港にとっては予断を許さない事態となっているわけです。搭乗率が良いのであればヤキモキする必要もないわけですが、残念ながらスカイマークが担う国内線では良い成績を収めているとは言い難いのが現状です。

2015年には、茨城空港内売店などで利用できる3,000円分のクーポン券や、牛肉やお米など茨城県特産品を国内線利用者にプレゼントするという大盤振る舞いな苦肉の策を実施するも、大幅な搭乗率の回復とはなりませんでした。しかし、空港閉鎖かという声がささやかれる中で国際線の利用者が増加したことは、国内線利用者の伸びの鈍化をカバーして茨城空港の存続を保つこととなりました。そのほとんどは全国の空港で利用者が急増する中国人旅行者で、茨城空港を経由して東京に入るということが定着したことが理由です。しかし、今後もスカイマーク利用者が増加しなければ、茨城空港は国際線LCC専用空港と化す可能性は低くはありません。

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